お稽古報告

前回、初めて瓶の「たてるかたち」をお稽古した時に、飲み込みが良かったので、続けて「かたむけるかたち」のお稽古をしました。

 

 「今日は瓶でお稽古しましょ。」というと、皆さん「え〜っ」という返事が返ってきます。「先生に瓶は苦手っていうと、瓶が続いちゃうよ。みんな言っちゃダメだよ」なんてワイワイ言いながらお稽古が始まります。でも皆さん留めはうまいなって思います。

自分のお稽古経験では、留め木を何本もくくりつけて苦戦されている方を見かけることがありました。

 これは私の中で誇らしく思っていることですが、私の教室ではこのような迷路に入る人はいません。皆さんいける時は、枝を瓶に当てて切る位置を決めて、留め木の角度を調整してます。直留め、折り留めも上手です。

「日曜大工みたいね」という感想がありますが。。。

 

 生徒さんの作品は、出来るだけ手を出さない事にしてます。最初のうちは原理だけ説明して、横で遠隔操作してます。「この向きで留めたいなら、、、そのまま瓶に当ててみて。、、そこで瓶の壁にぶつかるから、壁に沿って鋏を入れて、、そうそう、、じゃあ、ここで留めるには、留め木はここにあると留まるよね。、、」という感じです。慣れてきたら、自分で留める場所を探してもらってます。実際、この段階から試行錯誤が始まるんですが、、、まずやってみていただいて、それからアドバイス。手を出したいのをグッと我慢です。

 正直言うと、自分でいけちゃう方が断然楽なんです。生徒さんが試行錯誤したものに手を加えて整えるのは難しい。教える方も実は、毎回お稽古になってます。

 


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