盛花を初めてお稽古した方です。
最初に盛花の説明をして、主枝・副枝・客枝の挿し位置、長さ・角度を伝えました。最初、その通りにいけてたのですが、途中で副枝の長さを切り直して、客枝も角度を変えてました。「なんで変えたの?」と聞いたら、「写真をみたら、こんな感じに写ってたから」とのこと。
毎回、写真を撮る生徒さん達に「写真は立体を平面に撮るから、実際とちがってしまうよ。だから参考程度だよ。」というのですが、わかったつもりでも、実際に体験しないとわからないことのひとつのようです。写真をみながらいける方には、手直しのときに指摘してます。そこでようやく「写真だと奥行きが写らないから、こうなるんですね」と分かって下さいます。
写真は便利ですが「うまく活用するには写真の特性を知っておくこと」。これもお勉強かなと思います。
生徒さんの作品です。
今回、気づいてもらえましたが、写真には奥行きは写らないんです。それに手前の方が大きく写ります。
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